2011年11月8日火曜日

11月17日からの支援

 10月29日に開催されたイザヤ58ネット特別集会には、多くの方々が出席されたことを主催者として感謝しております。
 その集会で受けた様々な霊的な思いを心に留めて、私たちは冬を迎えようとしている被災地の支援に目を転じております。
 今回は11月17日~20日の予定で、冬の支援物資を南三陸の幾つかの仮設住宅に持って行きます。避難所時代もそうであったのですが、どうしても目につく避難所(テレビなどで放映された避難所など)や規模の大きな避難所などには物資は届きやすいのですが、小さな避難所は支援の過疎状態が生じてきていました。同じように仮設住宅にもその現実は変わりません。
 今回、私たちは南三陸の幾つかの支援が十分に届いていない山間の小さな仮設住宅地域に物資を届けます。私たちが今後のことで心配していることは、震災で津波などで直接的に亡くなった犠牲者の2倍~3倍の方が被災後の避難生活の中で、病疾患や自殺などで亡くなるという統計的な事実です。そのことをいつも念頭において、今後の支援活動をしていきたいと願っております。
 具体的支援は今回の支援で今年の活動は、終了しますが、イザヤ58ネットのスタッフは、できるだけ現地に赴いて、来年1月以降の活動のため、ほかの支援グループとの情報交換や、ネットワークづくりに努めていきたいと考えております。
 今、他の支援組織と連携を考えていることは、ある小さな仮設住宅の自治会長からの要請で、これから冬になって、被災地では洗濯物が天候の関係で外で乾かせないことが多いので、乾燥機をなんとかしてもらえないかという要請がきております。
 仮設住宅の集会所に設置して、いくらかの使用料金をとって、その貯めたお金は、仮設住宅の自治活動に使えればという考えだそうです。
 今、コインランドリーなどにあるような乾燥機を業者に問い合わせております。幾つかの支援組織と費用を出し合い、支援できないか検討しております。イザヤ58ネットの物資支援のための指定献金から、その費用の一部をイザヤ58ネットで負担することを検討しております。仮設住宅での最初の冬を過ごす被災者、なんとか自分の家があるが、依然と復旧が必要な家屋、まだまだ支援の必要性は、物心両面で必要と思われます。
 しかし、同時に、キリスト教団体、教会の支援がキリストを証しする働きとして、今までにない東北の人たちの心が開かれる反応が見られます。息の長い支援と、キリストの愛を伝える宣教の活動が神様の知恵をいただきながら、すすめていければと願っております。

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