2011年6月25日土曜日

大きく考え、小さく始め、深く成長する

 このブログを書いている日の前日26日(金)に南三陸の大森地区に支援物資を2トン車で満載し3名のメンバーが物資を仙台SBSネットのM先生と共に運びました。到着すると50名くらいの地区の方々が物資を配るための仕分け作業にきたそうです。物資の到着を心待ちにしていたそうです。すべて必要な品物であったと喜ばれていることは、物資を提供した教会、関係者に報告すると喜ばれると思います。
 当初、私たちイザヤ58ネットを起ち上げたとき、何の経験もない者たちができることに限りがあることは十分承知で始めました。起ち上げる時、イザヤ書58章の聖書の言葉と、自分たちの力に限りがあることは神さまにお委ねして、神さまへの信頼には大きく考えて、小さなところから手のわざを始めようと、賛同したY先生、T先生、N先生、S兄と私Sが一週間で一気に起ち上げた組織でした。私たちの属する団体の文化としては、まさに乱暴で、そして大胆なことだったと思います。
 しかし、反響は予想以上にあり、諸教会、信徒の方々の関心、また具体的な支援をいただくことになりました。当初、今回の支援は1000CCの乗用車で届けることを考えていましたが物資が続々と来て、ハイエースワゴンで・・・と考え、とうとう2トンロングのトラックで荷物満載になって、イザヤ58ネットのY先生、このために参加してくれたY牧師と2トントラックを提供してくれたK兄が運転して、80世帯の支援から取り残された地区への支援のお役に立てました。
 このように支援の輪が広がっていることは本当に神さまが支えて下さり、それぞれが自分なりの小さな手のわざによってなされていくことは本当に感謝です。
 私たちの教団だけでなく、他の教団の教会の信徒のS姉、また横浜の長老教会のY先生などが参加してくださり、それぞれが自分の教会で支援活動の証しをしてくださっております。
 私たちイザヤ58ネットは、できるだけ支援を必要とされている被災地の方々に、寄り添った活動をしていければと願っております。この活動を始めるとき、メンバーと確認したことは「あなた助けられる人、私助ける人」ではなく「お互いに、成長していく双方向の活動」を目指しました。
 支援活動に現地に行った人たちは被災した人たちから、また現地で奮闘しているキリスト者から多くのことを教えられています。また、この働きに関心を持って祈ってくださり、献げてくださりしてくださっているこのブログを読んで下さっている皆様に深く感謝しております。
 このブログを書いている中で、他団体のS姉からの教会で証しをして下さって、また関心を持ち続けてくださっているメールをいただきました。また、横浜のS先生から自分の教会で報告した中から、教会員の方一人が7月の現地支援のチームに参加の申し込みをいただきました。感謝です。
 しかし、もっとも大きな支えは、それぞれの事情で現地に行ってこの目で見ることのできない、活動できない、しかし、何かお役に立ちたいと本当に私たちを支えてくださっている方々の存在です。ぜひこのブログの存在を宣伝して、現地にいけなくても祈りの支援に加わってくだされば感謝です。

 
写真は、6月の支援の時、避難所で整体のマッサージをメンバーのA兄がしながら、参加した臨床心理の資格を持ったM姉妹が被災者のお話を傾聴しているところです。体をほぐし、心をほぐしていただき聞いている様子です。
26日の前日、2トントラックの提供を受け、支援物資の積み込みをしました。

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