2012年2月27日月曜日

東松島の子ども支援と宣教への応援

私たちイザヤ58ネットは、主に南三陸町、石巻が主な活動をしておりますが、実は、イザヤ58ネットが立ち上げ最初に支援活動の地として入っていったのは、東松島地区でした。イザヤ58を立ち上げて先遣隊として、第一陣を送った時、津波で破壊された家屋などの復旧活動を最初にしたのは、蔵王キリスト教会(保守バプテスト)の牧師夫人のご実家でした。残念なことに、お父様は津波で亡くなったということでした。
 サマリタンパースやその他の団体と、その地域の復旧活動のお手伝いを数回のチームを送ってさせていただきました。その後、蔵王教会の方々が体勢を整えて、支援活動を始めましたので、私たちは、主に石巻、南三陸町での支援活動を仙台SBSのコーティネートのもとに関わるようになりました。
 イザヤ58の東松島の支援活動に関わった方々は、その後もやはり状況がどうなのかと気にかかっていたようでした。昨年、11月に東松島の響仮設住宅での蔵王教会の支援活動の芋煮会の応援に、私たちイザヤ58も参加する機会が与えられました。
 東松島での蔵王教会の支援活動は、石巻、南三陸町とはまた違った支援の性質で、すで支援活動と共に宣教的な活動も加味された働きをしていました。
 東松島は、被災前は、おそらく海岸沿いの松林に囲まれた風光明媚な所であったのではないかと思われます。しかし、昨年の11月に訪れた時も、相変わらず、一階の部分が津波で破壊された家が多く残っていました。おそらく、瀟洒な住宅が並んでいたのであろうと思われる町並みは、二階部分は新しそうな家ですが、一階部分は、無残に津波で壊されたコントラストが目に焼き付いております。
 そのような中で、被災した住宅を借りて、子どものための英語クラスなどを開くことを通して子ども支援と地域への福音の証しをしています。
 震災前は、海岸沿いの新興住宅街には、子どものための様々なおけいこごとの教室や、塾などがあったことでしょう。しかし、震災後は、まったくそのようなものもなく、子どもたちの日常性を取り戻す一環として、子ども英会話などを通して支援と福音の証しの拠点作りの活動をしています。
 本来ならば、教材費などの費用を父兄に負担を求めたいところですが、被災者たちの現状を考えると今はできない状態です。おそらく、一教会の支援活動としては、大きな負担と推測できます。
 イザヤ58ネットでは、昨年の12月の評価会で、支援の前線に立つ協力支援グループが孤立して燃え尽きることがないように、働きの全面に出るのではなく、サイドからも支えていく活動方針の一つとすることが言われました。その一環として、東松島の子供支援などの働きにも背後の祈りと応援をしていきたいと考えております。

震災後5月の東松島


方向が上と同じではありませんで、同じ川の震災前の景色です
  


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