2013年11月28日木曜日

11月被災地訪問と生活用品の支援活動報告 

イザヤ58は11月20日(水)~22日(金)の二泊三日の予定で、石巻、南三陸町仮設に、それぞれの現地支援グループのご協力で支援活動を行いました。
 今回の参加者は大泉教会の中川牧師を中心に男性4名のチームでした。
11月派遣のチームのメンバー
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午前7時半 佐野オリーブ教会集合、8時半、中林篤朗師に祈っていただき、出発


午後1時過ぎ 祈りの家到着

午後2時 袋谷地東仮設住宅
※社会福祉協議会の方々、スタッフを入れて十三名々の参加。恒例のシオンの和菓子とともに、鈴木兄が煎茶をたて、原兄がそれをサポートして、皆様にお茶を楽しんでいただきました。さらに、相場兄のマッサージや、童謡・賛美を中川のギターの奏楽で一緒にいたしました。阿部一兄から促し受けて、中川が、イザヤ58ネットが、イザヤ書58章の御言葉をもとに有志で始められたこと、そこにある神様のメッセージと、私たちも皆様を忘れていないことを短くお話させていただきました。1時間半程度の交わりをの時間を持たせていただき、支援物資(洗濯洗剤と台所洗剤にクリスマスカードを添えて)30個を置いて参りました。9月に訪問していることもあり、顔を覚えてくださっている方々もおられました。引き続き関わりを持てればと願っています。

午後4時頃 石巻出発

午後5時半過ぎ 支援物資の不足分と、仮設の集会場に置くための調味料セットの購入
 
※支援物資の特に集会所においていただく調味料セット
(醤油、酢、みりん、ほんだし、塩、料理酒)については、
5セットを中澤師(南三陸町を支えるキリスト者ネットワーク代表、YSP21世話人)
に託しました。

 


 
午後6時半頃 仙台の神学校に到着。明日の南三陸に持っていく支援物資の準備 

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午前10時 中瀬の集会所へ到着

 
※森谷師が山形芋煮を準備してくださり、中瀬の集会所の方々に振舞いました。イザヤ58ネットから、このための支援献金をさせていただき、さらに、芋煮の準備や、集会所で食事をされた方々との交わり、また特に、仮設の中心的な存在のSさんから、これまでの状況、これからの見通しなど聞かせていただきました。心ない興味本位の報道などによる被災者の苦しみなどを含めて、引き続き、主にある隣人となる奉仕を考えさせられました。個人的なことですが、2年前(201110月第五次派遣。南三陸チーム6名<同日石巻に3名>)に中瀬で芋煮会を行った時にお会いしたSさんにお会いし、久しぶりでしたが、Sさんも覚えていてくださり、支援を継続することの大切さ、定期的な訪問の重要性を改めて考えさせられました。この仮設は人数が多いため、子どものおられる家庭に限定して、25個程度の支援物資をお届けました。

午後1時半 大久保仮設到着。Sさんを通して支援物資15個程度をお届けました。

午後2時 波伝谷仮設住宅

※波伝谷の仮設でお茶会。童謡と賛美、煎茶と和菓子、マッサージ、そして会話の交わりを持ちました。石巻の「袋谷地東」仮設と、南三陸の「波伝谷」仮設には、続いて関わりを持っており、少しずつ、覚えていただいているような気がします。特に「波伝谷」Ⅱは、これまでも、様々なイザヤを通してのチームが関わってくださっております。今回も支援物資を20個程度おいてくることが出来ました。
波伝谷仮設でのお茶っこ
 午後3時半 波伝谷仮設出発 

午後4時 津の宮仮設、水戸辺仮設を訪問し、それぞれ、20セットずつの支援物資をお届けました。

 ※この後、切曾木仮設によって、今回南三陸方面に用意いたしました120セットを配り終える予定でしたが、遅くなったため、残りは森谷師にお委ねして、神学校に戻りました。

午後7時過ぎ 仙台の神学校へ到着。しばらく、森谷師夫妻と今後の活動などについて話をしました。 

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午前8時半 神学校を出発
午後1時 佐野オリーブ教会到着。中林師に感謝の祈りを祈っていただき解散


イザヤ58代表 鈴木より支援者、教会、支援関係団体の皆様
皆様の支えによってイザヤ58の支援活動は三年を迎えようとしております。復旧から復興へと呼ばれておりますが、最近の東北の地方新聞、河北新聞の掲載された記事によると、経済的理由で仮設住宅から退去できない被災家庭は仮設住人の35%であると報道されました。支援活動をしている関係者に「いつまでも支援をしていると甘えてくるのでは」という意見を言う方もいるそうです。被災者たちの自立を促しながらの支援は、直接的に支援活動をしている関係者の課題であります。しかしながら、現実を見ると、まだまだ被災者たちの困窮は事実であります。様々な声を聴きながら、支援活動をしております。引き続き、ご支援とお祈りをお願いします。 
 
また、東北の被災地での支援と宣教を問い続けている中で、ローザンヌ会議、JEA宣教シンポジウムで、支援活動を通しての足元の宣教をどう考えるのか、という発題をさせていただき各方面からお問い合わせが鈴木まできております。東日本大震災で問われる日本宣教という神学テーマについても、この時代に召された牧師として、宣教の神学について意見交換と神学的課題についての考えを発信をしていく所存です。

 
 
 

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