2012年1月6日金曜日

2012年のスタートにあたって

昨年、12月に入り、イザヤ58ネットは2011年の支援活動をひとまず区切りをつけて、2012年の活動の方針をどのようにしていくかの検討をする時を持ちました。
 そのための情報を集めるため、様々な支援連絡会や南三陸町、石巻の支援活動をしている支援グループの方々と会いました。そのような中で、首都圏の教会から、南三陸町の支援活動について教会発行のニュースペーパーに活動について書いてほしいという依頼もありました。
 また「南三陸町を支えるキリスト者ネットワーク」の現地で活動をしているグループと首都圏の教会や関西の遠隔地の教会などの支援活動に関心があるものの遠かったり、自分たちだけでは限界を感じている諸教会に訴えて草の根的な支援ネットを何とかできないかと模索しております。
 そのような中で12月29日(木)、イザヤ58ネットの活動に関心のある信徒、牧師による、今までの活動の評価と2012年の方針について話し合う懇談会を持ちました。

今までの活動に関して
  1. 何かをしなければいけないと思っても、具体的な支援をどうしたらいいかを考えていた教会や信徒、牧師に対して、イザヤ58ネットが結成されたことは、震災の支援の受け皿としてよかった。
  2. 現地に拠点を持たない支援ネットであったが、仙台SBSと連携を持つことができ、具体的支援として情報が得やすく、また、身の丈に合った支援活動が行えた。
  3. 支援のための物資、支援のための献金の行く先がわかりやすく、支援する側が支援しやすくフィードバックされた。
  4. 物資支援などの要請は、できるだけ早めの情報が支援教会に流す必要がある。
今後の活動に関して
  1. 2012年も活動を継続する。
  2. 大きな支援団体は、今後縮小の方向のようであるが、イザヤ58ネットは草の根的な支援ネットとして、南三陸町を支えるキリスト者ネットワーク、仙台SBS、石巻祈りの家(阿部代表)、また他の支援グループとも協力しながら働きを継続する。
  3. イザヤ58ネットとしては、今までの経過から、神様は支援先として南三陸町、石巻を導いているのではないかと考え、今後も支援先として考える。ただし、六ヶ月ごとに活動の評価点検を行い、支援の仕方、場所について柔軟に対応する。
  4. 活動の日程をイザヤ58ネットが設定した日程とボランティア希望者の希望の日程の二本立てにして調整していく。
  5. 現地の支援活動をしているグループなどが孤立しないように精神的、具体的支援をできるだけする。
  6. 草の根的支援ネットを広げるため、首都圏、被災地から遠い地域の支援に関心のあるグループと被災地の支援グループのパイプ役になれるようにする。
  7. 信徒の方を活動の中心的な役割を担う組織ではなくムーブメント的役割を目指す。
今後とも、できるだけ情報をこまめに流すようにしたいと願っております。
このブログを編集している最中に、南三陸の支援関係者から、悲しい知らせが入りました。
南三陸町で、被災者に寄り添って支えていていたお坊さんが自殺したというニュースです。支援をする側に立っていた方の心が折れてしまった現実。
 2012年は、物質的支援だけでなく精神的支援をどうするかが問われる年となると思います。皆様のご支援を今後ともよろしくお願いします。
ボランティア希望者、イザヤ58の活動を支えるスタッフを希望する方は、上記の連絡先にお知らせください。

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